映画鑑賞「シャーロックホームズ」
2010年 03月 14日
1891年、ロンドン。進化する世界の中心地であり、あらゆる悪がはびこるこの街で、
若い女性を狙う連続殺人が起こる。不気味な儀式を思わせる手口は謎に包まれ、
警察は解決の糸口さえつかめない。
そこでシャーロックホームズとワトソン医師が登場。彼らは、6番目の犠牲になろうとしていた女性の
親に雇われていて、間一髪、女性を救い出し、犯人のブラックウッド卿逮捕に成功した。
その後、死刑が執行されたブラックウッド卿が墓場から甦り、黒魔術を駆使して全世界を支配しようと
企てる。ホームズたちは事件を解決することができるのか・・・。
感想
キャッチコピー通り「初めてのシャーロックホームズに出会う」でした。
シャーロックホームズって、こんなに武闘派だったのでしょうか?
とにかく、アクション、銃撃戦、爆発の迫力あるシーンが多く、映画館で見て正解でした。
子供の頃に読んだ「名探偵シャーロック・ホームズ」でのホームズのイメージを無残なまでに
壊してしまう、野蛮で不潔でキモいホームズ像に仕上がっていたと思います。
しかし、子供の時に読んだ本は、児童向けにやさしく書かれていて、ホームズの人間性までは
掘り下げられていなかったのかも知れません。もう一度原作を読んでみたくなりました。
本で読んだ時はパッとしない印象だったワトソン医師は、男前のジュード・ロウが演じることにより、
ステキなキャラになった気がします。監督談でも、ワトソンはボケ役ではなく、ホームズと対等
という見解だそうです。ゆえに、ホームズとの男同士の絆がなんだか笑えます。
その絆をゆるがす、ワトソンの婚約者の出現、ホームズが唯一愛したという女盗賊との
危なっかしい関係など、ホームズの人間性を感じさせる部分にも見所があり楽しめます。
黒魔術による怪異現象は、最後にホームズが科学的にタネ明かししてスッキリ。
007とまでは行かないまでも、これぞ探偵の必需品と思うような道具も見ものです。
面白かった~
「シャーロックホームズ」オフィシャルサイト